「マネーの虎」のその後3 ~アイドルを手がけたい男は時代が早すぎたのか?~


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かつて深夜番組ながら7%を超える視聴率をたたき出し、
大きな話題となっていた人気番組「¥マネーの虎」。

番組が放送されていたのは、もう10年以上も前になりますが、
いまだに番組の再開を望む声も聞かれるほどです。

今回は「アイドル」を手がけたい男の話です。

あの男が激怒する展開に

番組のファンだった方のなかでは、
特に後になってから「そういえば・・」と注目を集めている放送回に
なっているのがこの「アイドルを手がけたい」男です。

登場した男性は、かつてローリング・ストーンズに憧れて
ミュージシャンになることを夢見ます。

しかし、ローリング・ストーンズすらも頭を下げる
「プロデューサー」という職業があることを知り、
これを志しながらスタジオミュージシャンとして経験を積んでいたそうです。

その後一度は業界を離れたものの、
やはりプロデューサーになりたいと活動を開始。

そんな経歴の持ち主でした。

男性は、今の芸能界には本物の役者がいないと言い、
名指しで批判していました。(もちろん放送ではピー音です。)

そして自分は一流の役者をエンターテイメントを行う者を
育てて提供したいというのです。

そのための方策として、専用の自前の箱(ステージ)を持って
そこで毎日のようにライブを行うというプランです。

ライブの緊張感こそがエンターテイナーを育てるという
考えからのプランでしたが、

これに対して、「虎」と呼ばれる審査員の一人、
加藤和也さんが共感を示します。

加藤和也さんは美空ひばりさんの息子さんで
みずからも芸能プロダクションを運営しているのですが、

その加藤和也さんから、この男性のアイデアは
まさに晩年の美空ひばりさんがやりたかったことだと言います。

ここまではもしかして、いい感じになるかもしれませんでした。

現に別の「虎」が、「これは儲かる」と言い切るシーンも見られました。

この男性がネット上にいる3000人もの「ネットアイドル」から
厳選した31名の女の子をすでに登録しており、
そのうちの一部を収録の場に連れてきていると言い出します。

しかし、この女の子たちはまだ全然未完成で
これからライブを連日させていくことで2年で育て上げると発言。

ここから現場は大荒れになっていきます。

MC役の俳優・吉田栄作さんが、
そんな中途半端なものを人前に出して、
それじゃあ(あなたが言っている、駄目な)今の芸能界と
同じじゃないか、と言って感情的になり、
その女の子たちを見たくないと現場を去ります。

全員「がっかり」の結果

この男性は自身が連れてきた5人の女の子を登場させ、
BGMに合わせて歌と踊りを披露させます。

はっきり言ってこの模様はひどかったです。
どこかの中学生が文化祭とかで内輪で楽しむレベルなのです。

男性は、練習したのはこの日1日だけだと言います。

これを見た虎たちは、あきれ、怒り始めます。

本当に3000人から選ばれた子たちなのか。

完成品でないものをプロデューサーは人に見せるものではない。

業界をバカにしている。

あの女の子たちがかわいそうだ。

完全にこの男性のプレゼンは玉砕されて終わりました。

終了後、この女の子たちが泣きながら
「ついて行きます」と男性に言っているシーンもありましたが、
実際にこの男性がその後どうなったかの情報は見当たりません。

成功していれば、どこかで話題になるでしょうから、
少なくとも注目されるほどの成功はしていないと思われます。

時代がやっと追いついたのか

この番組は2004年に放送が終了しています。

10年以上も前の話です。

たしかに、この男性が見せようとしたパフォーマンスはひどいレベルでした。

この男性が仮に虎たちから投資を受けられたとしても
成功していたかは分かりません。

ですが、この男性のアイデア
「専用の箱を持って、そこで毎日ライブさせてその過程で本物を育てていく」

これって聞いたことありません?

そうです、AKB48グループのやり方、そのまんまです。

どこか違う点を探すほうが難しいくらい、
コンセプトとしてはそっくりです。

まさか秋元康さんがこの番組からヒントを得たとは思いませんが、
それでもこの男性のアイデアは、
後に新しい芸能界のビジネスモデルとして大成功を収めているのです。

本当に見なければいけないもの

私たちは、つい今の成功者の言葉を絶対視してしまいます。

たしかに今、成功している方に学ぶべきものは無数にあります。
いつの時代にも共通するものも持ちあわせておられるでしょう。

今成功している方たちは自身にあふれています。
その空気に触れるだけでも、こちらのモチベーションがあがったりもします。

ですが、
それが絶対ではありません。

この例のように、
当時はありえなかったアイデアが
後に業界を牽引することも十分にありえます。

というか、むしろ時代の変遷は
つねに「異端」から始まるともいえます。

そこを上手く、時代の許容範囲と結びつけることができた人が
時代を牽引していくことになります。

私たちが本当に見なければいけないものとは、
今の成功者が見ているもの、彼らの言葉を通して見ているものではなく、

自分が自分の目で見ているもの
それをしっかりと見ることをなおざりにしてはいけない
あらためて感じさせてもらった内容でした。

◆虎と志願者が繰り広げる熱い物語◆
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