自分のお小遣いは多いのか少ないのか?
サラリーマンのお小遣い事情ってどうなっているのでしょうか。
お小遣いの相場と使い道(内訳)や
お小遣いに困った時にみんなはどうしているのかなど
気になったので調べました。
サラリーマンの1ヶ月の小遣い
サラリーマンの1ヶ月の小遣いを30年以上にわたり調査しているものがあり、
2014年についても結果が公開されています。
(以下、図表・グラフはすべて新生銀行による「2014年 サラリーマンのお小遣い調査結果」より)
男性全体の1カ月の平均小遣い額は39,572円となっています。
これに対し女性は36,712円と、男性よりやや低くなっているようです。
世代別に見ると、男性のみになりますが、
20代で37,865円、30代で37,145円、40代では41,170円と
世代間で結構な差があることが分かります。
40代、50代が全体の平均を引き上げており、
若い世代ほど小遣い事情は厳しいものがありそうです。
この金額はしかも、昼食代込みの金額なんです。
地域別のお小遣い事情
この金額は全国の平均ですが、
地域毎に結構な金額の差があることも分かっています。
予想通り首都圏が一番高くなっており、
2014年の金額は1カ月45,307円となっています。
逆に、第2の経済圏である関西圏では34,813円と、
1万円以上も低い金額になっており、しかも対前年で下がっています。
一番低い地域は中部・甲信越・北陸圏の31,014円。
首都圏と実に15,000円以上の差がついています。
「地方は疲弊している」などとよく言われますが、
このあたりにもそうした一端が表れているのかもしれません。
あなたの地域、その中であなたのお小遣いはどうでしょうか。
お小遣いの内訳
では、少ないながらも毎月のお小遣いを
みなさん何に使っているのでしょうか。こちらも図表を見てみましょう。
男性はお小遣いの使い道として、どの世代も昼食代がトップに来ています。
昼食代がお小遣いに入っていること自体、悲しい気分になってしまいそうですが、
これが世間の現状ということなのでしょう。
後はやはり飲み代が多く、若い世代ほど携帯電話の占める割合が高くなっています。
これに対して女性では身だしなみがトップに来ており、
ファッションや喫茶代と合わせ、男性との違いがくっきり出ています。
そして、男性の7割弱、女性の8割強がお小遣いの節約対策を講じており
昼食代を削ったり、弁当を持参したり、飲む回数を減らしたりと、
多くの方が涙ぐましい努力をしているようです。
最良の自衛策とは
かつてバブル景気の最盛期には、1カ月のお小遣いは77,000円を超えていました。
しかし、その後20年以上もの間、お小遣いは減少の一途をたどっています。
2014年は2013年に対して若干ですが増加したと言われていますが、
これは消費増税分が上がったくらいの話で実感としては
厳しいままというのが本音でしょう。
実際、2014年のお小遣い額は調査を始めた1979年以降で
4番目の低さといいますから、その厳しさが分かります。
一部の方々を除き、年収の増加を望むのは今後も難しい状況が続くと思われますし、
ますます収入の二極化も進んでいくことでしょう。
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こうした展望のなか、上記のように節約することも大きな対処策ではありますが、
同時に、別の収入源を確保することも大きな助けとなってくれそうです。
こちらの表をご覧ください。
上の表は、副収入がある人が何で副収入を得ているかを表しています。
(下の表と同様、左から順に男性全体、20代、30代、40代、50代、女性の回答が並んでいます。)
下の表は、お小遣い不足のときにどう対処しているかを表しています。
上の表から分かるのは、男女ともに過半数の方が副収入を得ているということです。
なかでも最も人気なのはポイントサイトやアンケートサイト。
しかし、これらで得られる収入というのは一般にごく微々たるものがほとんどです。
また株式投資やFXなどの投資関連は、
やはりかなりの知識がないとリスクの高い方法となります。
そして下の表ですが、お小遣い不足を副収入で補っている人の割合は
全体の約10%の方々のみだということが分かります。
つまり、「副収入を得ている」と答える方は過半数を超えているのに、
それがお小遣いの助けになっているのは、わずか10%の方のみだということです。
少しでも収入を増やしたい、安定させたいという思いと裏腹に
それがなかなか叶っていない現状が見えてきます。
現在私は、こうした「複数の収入源を確保したい」という方へ向けて
その手法や視点をお伝えするメルマガを発行しています。
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