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日本社会はアメリカの後を追っていると言われ続けいていますが、
一度結婚したカップルが離婚する確率もまたアメリカの後を
追うかのような流れが見えつつあるようです。

社会全体の問題であると同時に、
当事者それぞれにとっては直接人生に関わる出来事です。

日本の離婚率とアメリカの離婚率

「Garbage NEWS.com」というサイトで厚生労働省発表の離婚率に
関するデータをグラフ化していました。引用させていただきます。
(http://www.garbagenews.net/archives/2013779.html)

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こちらのグラフには、先進国の人口1000人に対しての
婚姻数と離婚数が示されています。

日本とアメリカを比べてみると、
日本が1.77なのに対して、アメリカは3.60とほぼ倍の開きがあります。

まったく国の置かれている事情や国民性も違うため、
簡単に日本と他の国を比べることはできませんが、
まだまだ日本は先進国の中では離婚率の低い国であるようです。

しかし日本の離婚率は若い世代ほど高くなっている傾向が見受けられ、
あとしばらくすれば3人に1人は離婚を経験する国になる
という推計もあります。
⇒詳しくは関連記事
「日本の離婚率、その2014年までの推移をグラフで。」をどうぞ。

離婚のワケ

誰も離婚したくてする人はいないですが、
それぞれに離婚のワケというものがあります。

平成24年度の司法統計で、離婚の申し立てがあった際の
理由の上位が挙げられています。

◆男性
・性格の不一致

・異性関係

・精神的虐待

・家族、親族と折り合いが悪い

・性的に合わない

◆女性
・性格の不一致

・暴力

・生活費を渡さない

・精神的虐待

・異性関係

このようになっています。

男性の6割、女性の4割が性格の不一致を挙げており、
断トツの1位ということなのですが、

「性格の不一致」という表現は、
具体的に言いたくない理由があるときは
すべてこの表現にすると思われますので、
そうした事情を加味する必要があるでしょう。

また最近では、夫からの物理的な暴力は減少傾向にあるものの
生活費を渡さなかったり、言葉での暴力などの精神的に
苦しめるケースが上昇傾向にあるとも言われているようです。

離婚率は上昇傾向

さきに述べたように、
日本の離婚率は上昇傾向にあるという見方もあります。

これにはさまざまな要因が考えられます。

まず、かつてに比べて、世間が離婚に寛容になったことが
挙げられるでしょう。

これは、現在離婚問題を抱えている方からすれば
そんな気楽なものではない、と言われてしまいそうですが、

かつては、特に女性側は離婚すると「出戻り」などと言われて、
身内自身が恥ずかしいこととして捉える傾向がありました。

ですので、実際には離婚があっても今よりももっと
あまり表立っては言いにくい空気もありました。

できちゃった婚などが広く受け入れられるように
なってきたのと同じように、離婚もまた世間に受け入れられる
ようになってきているのも事実です。

そして、離婚自体が眉をひそめるようなものではなくなり、
テレビでも頻繁に芸能人の離婚が話題になるなどすることで、
離婚に対する精神面でのハードルがさらに下がっている
という側面も無視できないでしょう。

また、女性の社会進出もひとつの要因として挙げられます。

先進諸外国と比べると、
まだまだ底辺を這うような状況だとも言われますが、

それでも一昔前の「男は仕事、女は家庭」というステレオタイプは
完全に崩壊している現状です。

「夫がいなければ生活をしていけない」わけではない女性が
増えてきているため、離婚にも踏み切ることができる女性も
増えていると思われます。

年配の方々から見ると「今の若い者は我慢ができない」などと
いうように見えているかもしれません。

確かにそうかもしれません。

しかし、

我慢することに頑張るのか、
新しい生活をイチから頑張るのか、

いずれにせよ決して楽をしているわけではありません。

いくら社会が寛容になったからと言っても
精神的、経済的ダメージは大きなものがある場合も多いです。

経済的な自立が必須

男性であれ、女性であれ、
経済的な自立がより可能であるほど、
人生の選択肢が増えることは間違いありません。

今でもまだまだ経済的理由で離婚をためらう人も多いです。

もちろん、離婚せずに結婚当初に抱いた理想を
築きあげていけるのがベストであることは変わりません。

もしかすると、経済的な余裕のなさが
日々のギスギスした空気を生み出しているのかも
しれません。

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