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正規雇用・非正規雇用の問題がよく取り沙汰されています。

将来の安定的な生活を望む人にとっては、
悲観的な話題になってしまうこともままあります。

20代・30代非正規雇用の割合

厚生労働省が2014年に発表した「非正規雇用の現状」
【正規雇用と非正規雇用労働者の推移】というグラフがあります。

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最新の平成25年(2013年)の数値を見ると、
働く人全体のなかで、非正規労働者の割合が36.7%となっています。
3人に1人以上が非正規労働者だということになります。

また、「Garbage NEWS.com」というサイトに、
2013年の年代別の正規雇用と非正規雇用の割合のグラフがありました。
(引用元:「年齢別の若者労働者の正社員・非正社員割合を男女別にグラフ化してみる(2014年)(最新)」

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これを見ると、20~24歳の非正規雇用割合が34.2%、
25~29歳では30.3%、30~34歳で30.9%という数字になっています。

年代別で見た場合、実はこのあたりの年代が
一番非正規雇用者の割合が低いのですが、
それでも3人弱に1人の割合で非正規雇用ということになります。

非正規雇用割合の推移

ふたたび最初の厚生労働省のサイトですが、
こちらに「非正規雇用労働者の推移(年齢別)」という
グラフが掲載されています。

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このグラフには年齢別の非正規雇用労働者割合の5年おきの推移が示されています。

15歳~24歳の層以外の全ての年代で
非正規雇用労働者の割合は右肩上がりに増え続けています。

全体としてこうした状況ですが、当然、詳細を見てみると
男女間でもその数値は変わってきますし、
単純にこの状況をいいとか悪いとかを
この数値だけから言い切ることはできません。

問題は何か?

では、何が問題となってくるのでしょうか?

正社員として働く機会がないために
非正規雇用で働いている現状だという方は
非正規労働者全体のなかで約19%いるそうです。

非正規労働者の5人に1人が
望まないで非正規労働者の立場に置かれていると言えます。

このことは社会的に大きな課題であることは間違いありませんし、
景気を良くしてより多くの正規雇用が生まれるように
なっていくことが望まれます。

ですが、一方で見なければならない問題がもう一点あります。

個々さまざまな事情や状況はあるにせよ、
全体として非正規雇用労働者の割合が伸びているということは
社会全体として雇用のあり方が良くも悪くもフレキシブルに
なっているということであり、

労働者にとって都合の良い場合もあれば、
雇用する側の企業にとって都合の良い場合もあるということです。

雇用される側としては自分の能力を高め、
それを相手(企業)に認めさせることができないと
非常に辛い現実が待っている確率が高くなっていくでしょうし、

自分の仕事、ひいては人生全体を
自分の力で切り開いていかなければならなく
なってきているということです。

一時代前の画一的に社会全員で向上していこうという
流れはもうありません。

企業も個人も玉石混交、雑多になっていく社会のなかで
誰かがなんとかしてくれた時代ではないのです。

【関連記事】
非正規雇用のメリット/デメリットとその課題

非正規社員の平均年収での生活はキビシイ。。。かといって非正規社員から正社員になるのはもっとキビシイ。。。

自分の力で生きていく

「自分の力で生きていく」、それは多くの場合、
「自分の力で稼ぐことができる」ということを意味します。

自分の力で稼ぐことができれば、
正規雇用だとか非正規雇用といった問題に
悩む程度も軽減されていきます。

うまくいけば、自分が雇用する側に
まわる可能性だって出てきます。

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