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会社に勤めていて勤務年数を重ねていくと
係長や課長、部長などへの昇進の話題がついて回ります。

最近では昇進そのものを望まないという人も
増えているようですが、

ひょっとしたら、こんなことも理由のひとつなのかもしれません。

係長・課長・部長の役職手当の平均

係長や課長、部長と昇進するに連れて、
部下の業績も自身の責任となっていくなど
社内での仕事に対する責任の範囲は広がっていきます。

そして当然ながら責任が重く、重要な地位になるほど
給料にも反映される形になるのが一般的です。

では実際にどのくらいの手当をもらっているのでしょうか。

「あおば労務管理事務所」サイト内
「手当の世間相場を知りたい!」という記事に
参考となるデータが紹介されていました。

そこで役職手当はひと月あたり
係長:17,187円、課長:39,839円、部長:65,044円となっています。

ちなみにこのデータは従業員数が100人以下の会社に
絞って調査したデータのようで、
全業種の平均を算出しているとのことです。

大企業ではこの金額はより大きなものになるでしょうが、
世間の多くの方があてはまると思われる企業規模では
このような状況ということです。

また、「リクナビNEXT Tech総研」サイトの
「管理職VS専門職「30代の分かれ道」を給与で比較」という
記事に参考になるグラフがありましたので引用します。

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このサイトはエンジニアの方々を対象にしたサイトですので、
グラフの対象企業もそういった関連の業種だと考えてください。

こちらから分かるのは、年代・役職ごとの役職手当です。

まったく別の調査なので単純に比べることはできませんが、
あえて比較すると、

先ほどの全業種平均とくらべて役職手当が高い結果となっています。
専門職という強みが表れているのかもしれません。

ですが、この業種では年棒制なども採用されつつあるようで、
そうなるとそもそも手当という概念がなくなってきます。

昇進したくないという思い

かつては、
入社したからには昇進して責任ある立場を任されるようになりたいと
考える人が多かったものですが、

最近では就きたい役職は何かという質問に対して、
「昇進を望まない」という回答が最も多いなどの調査結果も耳にします。

若者たちが将来に夢が持てないような
日本全体が抱える長期の閉塞感などが影響している面もあるでしょう。

しかし同時に、給料が上がらない、
終身雇用もなくなっていつクビになるかもしれない、
そんな状況が当たり前になってきたのに合わせて
ある別の側面も「昇進を望まない」理由としてあるように思えます。

昇進して給料減額、の悲しさ

その別の側面というのが、上の見出しにある
「昇進したら給料が下がる」ということになります。

上で見たように、昇進して役職が付くと、
少ないながらも手当をもらえる会社が多いです。

ですが一方で「管理職」になったのだから、という理由で
それまでもらえていた残業代がもらえなくなることも
多いのが現実です。

傾向としては係長クラスまでは残業代が出て、
課長になった時点で残業代が出なくなるという
ところが多いようです。

このスタイルだと日常的に残業を行っている会社では
役職手当より残業手当の方が金額が多く、
せっかく役職手当をもらっても残業代を差し引くと
役職がなかった時より給料が下がってしまうということも
珍しくないようです。

これは別に最近始まったことではなく、
昔からあったことだと思われますが、
「給料が上がらない」「年功序列・終身雇用が
なくなってきた」などの情勢とともに、
この点への不満が表に現れてきたように思います。

すると、若者が昇進を望まない理由は
単にやる気や責任感がないというようなものではなく、
昇進することのどこに生きがいややりがいを見いだせというのか?
といった側面も多分にあるのではないでしょうか。

自分で稼ぐ力を頼りに

これからは、自分自身で稼ぐ力を頼りにして生きて行くほうが
よっぽどやりがい、生きがい、心のゆとりといったものを
享受できるでしょう。

恵まれた環境ですでに働けている人は幸せです。
今の道をどんどん進んでいっていただきたいです。

ですが、そうでないのなら、
少し気合を入れて、少しずつでも自分で稼ぐ力を付ける
努力を始めてみてはいかがでしょうか。

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まったくの初心者でも問題ありません。

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