再就職先を探すなら
ハローワークの活用は有力な方法のひとつです。
しかも、再就職が決まると「お祝い金」をもらえる制度があるようなので、
該当する方はぜひ手続きしましょう。
再就職の「お祝い金」
雇用保険に関する制度では、再就職を促進する狙いから
「就業促進手当」というものが設けられています。
そのうちのひとつが「再就職手当」と呼ばれる
いわゆる再就職の「お祝い金」がもらえるというものです。
この「再就職手当」ですが、
「ハローワークインターネットサービス」サイトに
再就職手当は、基本手当の受給資格がある方が安定した職業に就いた場合(雇用保険の被保険者となる場合や、事業主となって、雇用保険の被保険者を雇用する場合など)に基本手当の支給残日数(就職日の前日までの失業の認定を受けた後の残りの日数)が所定給付日数の3分の1以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されます。
とあります。
ざっくり言うと、
失業保険をもらえる期間がまだ全体の3分の1以上あって
一定の要件を満たせばお祝い金がもらえるということです。
しかも失業保険をもらえる期間が全体の3分の2以上あれば
お祝い金の額も増えるようです。
つまり、前職を辞めてからできるだけ早く再就職が決まると
よりたくさんのお祝い金がもらえるということです。
これは、国にとっても全期間の失業保険を支払うよりは安くつくし、
再就職を探している人にとっても大きなモチベーションとして
働く可能性があるのでいい制度ですね。
もちろん、前提としてあなたが失業保険の受給資格がないと
始まらない話なので、確認しておきましょう。
関連記事:【失業保険の受給資格】自己都合退職で、加入期間が1年未満だった場合は?
詳細はハローワークに問い合わせるのが一番
期間以外に満たす必要がある「一定要件」や
もらえる金額の計算方法など、
詳細については「ハローワークインターネットサービス」サイトが
「再就職手当のご案内」という資料を掲載しています。
詳しく説明してくれている全4ページの資料ですが、
はっきり言って読み込んで正確に理解するのはなかなか大変です。
ハローワークに直接出向くか、
電話して自分の場合はどうなるのかを聞くほうが
よっぽど早く正確な情報が得られるでしょう。
就業促進定着手当について
再就職が決まったお祝い金だけでなく、
お祝い金をもらった後にさらにもらえる手当もあるようです。
簡単に言うと、再就職先で6カ月以上働いて、
かつ再就職先での給料が前職よりも安い場合に
「就業促進定着手当」という手当がもらえます。
国も失業者を減らそうとあの手この手を考えています。
就業手当について
他にも、「就業手当」という制度もあります。
こちらは、上記の「再就職手当」をもらうために
必要な要件のひとつである「常用雇用等」以外の形で
職に就いた場合にもらえる手当となっています。
こちらも失業保険をもらえる期間が
全体の3分の1以上(かつ45日以上)の日数が残っていて
一定の要件に当てはまればもらえるとなっています。
やはり詳細はややこしくなってくるので、
とにかく再就職が決まった時点でハローワークに
「お祝い金とかもらえる制度があるって聞いたんですが」と
真正面から質問するのが一番早く間違いない方法です。
その他にも「就業促進手当」関連のものはあり、
ここでは、そんな制度があるということだけを知っておけば
それを逃さずに済むので、それで十分かと思います。