普段の会話のなかで「趣味は何?」と
訊かれることは珍しくありません。
そのときにはっきりと答えられる人はいいですが、
そうでない人にはちょっと困った質問です。
そして、趣味のない人は魅力がないなんてことも
まことしやかに言われているようですが、どうなのでしょうか。
趣味のない男女はつまらない?
趣味のない男性、あるいは女性は魅力がない
というのはよく聞くフレーズです。
ネット上を見てみると、
そのようなことが書かれたサイトを見かけますし、
そして「料理」や「ジョギング」など具体例を挙げたりしながら
趣味を持つことを勧めたりしています。
そして多くの場合、
これらの情報は異性から見て魅力的に見えないので修正しましょう
という論調が多いように思われます。
では、趣味を持てば異性からモテるようになるのでしょうか。
さらにネット上を見てみると、
今度は「行き過ぎた趣味」はマイナスだという声があります。
「私より趣味を大事にする旦那」とか
「アイドルの熱狂的なおっかけをしている女性」とかが
マイナス評価の対象として語られていたりします。
ネット上が世間の声の代表というわけではありませんが、
それぞれが混沌とした意見を発信しているだけのようにも見えます。
実際、「つまらない人」というのはどのような人なのでしょうか。
人は共有したい生き物
これは本質的には、次の2点に集約されます。
◆人は「生き生きした人」に惹かれやすい
◆人は他の人と何かを「共有」したい
人はこの2点を満たす相手に好意を抱きます。
特に説明がなくても、「そうだ」と思わないでしょうか。
これは、どんな人間関係にも、
同性であろうが異性であろうが基本的に当てはまります。
反論のある方もいるかもしれません。
例えば、「生き生きとした人」のことを「ウザい」と感じる人がいます。
この人は、「生き生きとした人」なんかには惹かれないと言うでしょう。
ですが、これは2点目の
「何かを共有したい」との兼ね合いで決まってきます。
「生き生きとした人」がウザいと感じる人は
その人自身がさほど生き生きとしていないものです。
なので、生き生きとした人と
何かを共有するのが難しいのです。
これは良い悪いを論じているのではなく、
そういうものだ、という事実を述べているのです。
基本的に生き生きとしていて
その人の行いや考えのなかに共有できるものが多ければ多いほど、
その相手に好意を抱くことになり、
趣味がある方がよくて、
行き過ぎた趣味が敬遠されるのは
そういうことなのです。
つまらない男女
「趣味がなくつまらない男女」という表現は、
また別の捉え方もできます。
他人から見て「つまらない」かどうかではなく、
本人が人生を「つまらない」と感じているかどうか、
という意味での「つまらない男女」という意味です。
別に趣味にこだわる必要はないですが、
「人生に楽しみを見いだせていない」
ひとつの象徴的な例として考えてください。
人生をつまらないと感じている人は
やはり周囲から見ても「つまらない」人に見えてしまいますよね。
そう、趣味があるかどうかではなく、
日々の暮らしを、人生を、楽しく甲斐あるものとして
送っているかどうかということが重要なのです。
「自分はなかなか甲斐のある人生とは言えない」が
なんとかしようと思っている方へ向けて
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